こんにちは、shibaworkです。
僕は以前プログラミングスクールに通い、異業種からエンジニアに転職しました。
現在はWeb系エンジニアとして、毎日楽しく仕事をしています。
以前は薬剤師をしていたので、職場に通勤する毎日でしたが、エンジニアになった今では、自分の好きな場所で働けるようになりました。
それだけでなく、最近は薬剤師の頃の収入を超える勢いで収入が上がってきています。
思い切ってエンジニア転職にチャレンジしてみて、本当によかったと思っています。
僕のように「エンジニアになって好きなところで仕事ができるようになりたい!」と考えている人は多いと思います。
ただ、プログラミングスクールを経験してエンジニアになった今の僕の考えですが、プログラミング完全初心者は、いきなりプログラミングスクールに通ってはいけません。
僕がプログラミングスクールに申し込んだときは、実は完全初心者以前に、プログラミングに全く触れたことがない状態でした。
今思うと、あのときの行動は「本当に失敗だった」と思っています。
「プログラミング初心者だから、プログラミングスクールに通った方がいいんじゃないの?」
「エンジニアになれたのに、失敗ってどういうこと?」
と思われたんじゃないでしょうか。
そう思ったなら、ぜひ最後までお読みください。
この記事では、「プログラミング完全初心者がいきなりスクールに通ってはいけない理由」を解説します。
プログラミング完全初心者がスクールに通ってはいけない3つの理由
プログラミング完全初心者が、いきなりスクールに通ってはいけない理由は3つあります。
- プログラミングがどういうものか、イメージできていない。
- プログラミングが楽しいと思えるかがわからない。
- スクールに任せておけば大丈夫と思っている。
1つずつ解説します。
プログラミングがどういうものか、イメージできていない。
「プログラミングを学んでエンジニアになれば稼げる」というスクールの広告に釣られて、プログラミングを少しもやったことがないのに、「返金保証もあるからいいか」と、スクールに申し込んでしまう人は多いです。
実は、僕がまさにこの状態でした。
これでは、プログラミングについて何もイメージができていない状態で、いきなりスクールのカリキュラムでプログラミング学習を始めることになります。
僕の場合は、スクールに申し込んだのがスタートの3ヶ月前でした。
スクール開始直前の1ヶ月間は、毎日Progateを使ってプログラミングの勉強をしていました。
この1ヶ月間で、なんとかプログラミングがどんなものかというイメージを持つことができるようになりました。
そのおかげで、なんとかスクールでもイメージ通りに学習を進めることができました。
もしこの事前の1ヶ月間がなかったら、スクールの学習についていけず、途中で挫折して退会してしまったかもしれません。
プログラミングが楽しいと思えるかがわからない。
自分の手を動かしてコードを書いてみたことがないと、プログラミングが楽しいと思えるかわからないですよね。
実際、プログラミングはコードの文字列を眺めている時間が長いです。
コードの意味を知らない普通の人には、謎の文字列が延々に続いているように見えます。
自分で少しもコードを書いたことがない状態で、「楽しそう」「自分にもできそう」と思う人はいないでしょう。
それなのに「稼げる」という理由だけで、いきなり数十万円を払ってスクールに申し込うとするのはなぜでしょうか。
プログラミングの教材には、無料から1000円台で学習できるサービスや書籍はたくさんあります。
例えば Progate, Udemy, ドットインストール などがよく挙げられます。
先ほども書いたように、僕はスクール開始直前の1ヶ月間、Progateで勉強しました。
しかし本当は、スクールに申し込みをする前に Progate などで勉強してみて「プログラミングって楽しい」「これなら自分も続けられそう」という感覚を確かめておくべきだったと思っています。
僕の場合は、たまたまプログラミングが楽しく続けられたので、今もエンジニアを続けられていますが、もし楽しいと思えなかったら、本当に時間を無駄にしていたと思います。
スクールに任せておけば大丈夫と思っている。
「数十万円もするスクールだから、きっと安いスクールや本に比べて、他にはないすごいサービスがあるに違いない。」
と考えてしまうかもしれません。
実はこれについても、僕自身がこう考えてしまっていた部分がありました…。
高額のスクールは、わかりやすい解説のテキストや、解説動画を用意してくれている傾向があるのは確かです。
しかし教えている内容は、無料教材や1000円台の学習サービス、本と比べても大きな差はないことが多いです。
僕はこれまで Progate, Udemy, 書籍など、その他にもいろんな教材を使って学習してきたので、間違いないと思っています。
無料〜低価格の教材と高額のスクールの一番の違いは、教材の質ではなく、
- 学習中にわからないことや、エラーの解決方法など、いつでも質問できる環境
- メンターが課題を添削してくれる環境
- 同期と一緒に学習することで共に成長できる環境
などの、環境面でのサポート体制です。
受講生が学習中に挫折しにくくするために、いろんな工夫がされています。
そのためスクールに通うと、独学よりも圧倒的に早く身に付きます。
しかし低価格の教材を使っての独学でも、スクールより時間はかかるものの、しっかり学習を続けることができれば、エンジニアに転職することは可能です。
なにより、自分の転職をスクール任せにしている人は、学習や転職がうまくいかないことを「自分は悪くない」と思ってスクールのせいにして、転職できても結局うまくいかない場合も多いです。
スクールに通っていた当時の僕は「絶対に失敗したくない」「絶対にエンジニアになってやる」という強い思いがありました。
そのため、「独学」で転職を目指す方法や、スクールの比較検討などをほとんどせず、無意識に高額のスクールに申し込んでしまいました。
今はエンジニアになれたので、結果的にはスクールに通って良かったのですが、「もっと別の方法もしっかり検討すればよかった」と後悔しています。
スクールに申し込む前にやっておくべきこと3つ
プログラミング完全初心者がいきなりスクールに通ってはいけない理由を書きました。
しかし、プログラミングスクールに通ってエンジニアになり、高収入を実現している人が多くいるのも事実です。
僕もそのうちの1人で、実際にプログラミングスクールで勉強してエンジニア転職に成功しました。
そしてエンジニア転職から2年経たずに、すでに前職を上回るいきおいで収入が上がってきています。
「さっきと言っていることが違うじゃないか」と言いたくなると思うので、ここからは僕が考えるスクールに申し込む前にやっておくべきことを3つを紹介します。
- プログラミングにある程度触れてみる。
- マインドセットを整える。
- スクールに通う目的を明確にする。
1つずつ解説します。
プログラミングにある程度触れてみる。
まずは無料から低価格の教材で、ある程度プログラミングを学習してみましょう。
そして「自分はプログラミングが楽しいと思えるか」ということを確かめておきましょう。
いくらエンジニアが稼ぎやすい職業でも、少しも楽しいと思えなければ絶対に長続きしません。
プログラミングには向き不向きがあると言われています。
僕はそのうちの1つが「楽しいと思えるかどうか」だと思っています。
最低限プログラミングやIT知識を学んでみて、楽しいと思えるかどうかを確認しておくことが必要です。
また、プログラミングスクールに通うことを決めた場合は、スクールが開始する前に、できるだけしっかりと予習しておくのが理想です。
「スクール期間中に知識を詰め込めば大丈夫」という考えは危険です。
どんなに優れた教材でも、人間は1度の学習で全てを覚えられるわけではありません。
予習は、知識の定着を加速させてくれます。
またスクールの学習をスムーズに進めることができ、スクール期間中のストレスを大幅に減らせるので、予習は絶対にやっておくべきです。
マインドセットを整える。
エンジニアになるなら、これからは自ら学び続けるという心構えが必要です。
IT技術は、進化が非常に早い領域と言われています。
新しい技術は常に生み出され、技術の流行り廃りが早いです。
プログラミングの考え方などの根本的な部分は一生活かせるスキルになります。
しかし、プログラミングスクールで学んだ言語やフレームワークなどの技術は、いつかは使われなくなる可能性があります。
そのため、エンジニアは常に自分で学び続ける必要がある職業とことを知っておきましょう。
もう1つ、「スクールに任せればきっと大丈夫」という考えを捨てましょう。
スクールに任せるという「他責思考」から、自分の未来はスクールに通う方法を選んだ自分の責任と考える「自責思考」に切り替えましょう。
スクールのカリキュラムは、エンジニアになるために最低限の知識を最短で身につけるためものものです。
おなじスクールのカリキュラムを修了した人でも、エンジニアになれる人とエンジニアになれない人がいます。
その大きいな違いは、「スクール卒業後も自ら学び続けていること」です。
スクールで学んだことだけで満足せず、スクール卒業後は自分で積極的に学習を続ける人は、未経験からでもエンジニアになれる可能性が高いです。
スクールに通う目的を明確にする。
「何のためにプログラミングスクール通うのか?」を明確にしましょう。
スクールに通う目的は、具体的で、かつ複数あると良いです。
「ただ稼げるようになるため」では、スクールに通う目的としてはとても弱いです。
これだけだと、スクールも途中でやめてしまう可能性が高いです。
仮にエンジニアになれても、仕事のストレスによってエンジニアになったことを後悔して、エンジニアを辞めたくなってしまうかもしれません。
例えば、以下に挙げるような目的を複数もっておくのが良いです。
- プログラミング学習の挫折を防ぐため
- 最短最速でエンジニアに転職するため
- 将来独立してフリーランスエンジニアになるか、起業するため
- 起業するための足がかりとして、まずはエンジニアになるため
エンジニアがどれくらい稼げるのかを知っておくことも、より良い目的をもつことにつながります。
確かにエンジニアは他の職業より稼ぎやすく、早い人では1〜2年で年収1000万円クラスを達成する人もいますが、これはかなり少数派だということも知っておきましょう。
エンジニアの職種にもよりますが、実務経験3年程度で年収600万円以上を実現することは、わりと現実的です。
まとめ
プログラミング完全初心者がいきなりスクールに通ってはいけない理由を紹介しました。
それは、以下の3つです。
- プログラミングをやったことがないので、プログラミングがどういうものか、全くイメージできていないこと。
- プログラミングをやったことがないので、プログラミングが楽しいと思えるかがわからないこと。
- スクールに任せておけば、大丈夫と思っていること。
プログラミングのことをほとんど知らない状態で、いきなり高額なスクールの受講料を払って失敗してしまうと、「時間を無駄にしてしまった」と後悔してしまいます。
そうならないためにも、プログラミングスクールに申し込む前に、やっておくべきことを3つ紹介しました。
- プログラミングにある程度触れてみておきましょう。
- まずは無料教材や低価格の教材でプログラミングを学習してみて、「楽しいと思える」ことを確認しましょう。
- マインドセットを整えておきましょう。
- 「スクールに任せればきっと大丈夫」という他責思考を捨て、自分の選択や行動に自分で責任をもつ自責思考に切り替えましょう。
- 常に自分で学び続けることを意識しましょう。
- スクールに通う目的を明確にしておきましょう。
- 「ただ稼げるようになるため」では長続きしません。
- 「プログラミング学習の挫折を防ぐため」「最速でエンジニアに転職するため」「将来独立してフリーランスエンジニアになるか、起業するため」など、具体的な目的を持ちましょう。
今回は以上です。
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