- プログラミングスクールに通うことになったけど、それまで何を準備すれば良いの?
- スクールで効率よく学習するために、今できることはなんだろう?
このような悩みはありませんか?
プログラミングスクールに通う前に、やっておくべきことはたくさんあります。
「高い金を払ってるし、スクールにまかせておけば大丈夫」と考えている人は非常に危険です。
僕は以前、オンラインのプログラミングスクールに通っていました。
スクール卒業後、30代で未経験からエンジニア転職を成功させ、今ではフリーランスエンジニアとして働いています。
スクールの学習を最後までスムーズにやりとげられたのは、事前にしっかり準備したおかげでした。
この記事では、プログラミングスクールに通うまでに準備するべきことを10個厳選して紹介します。
ここで紹介することをしっかり準備できれば、スクールで挫折せず最後までやりきれる可能性がグッと上がります。
これからスクールに通う人、スクールを検討している人は、ぜひ最後までお読みください。
プログラミングスクールに通う前にこれだけはやっておきたいこと10選
プログラミングスクールに通うまでに準備しておくべきことは、次の10個です。
- スクール卒業後の目標を明確にする
- IT業界について情報収集しておく
- 他責思考を捨てて自責思考に切り替える
- とにかく予習する
- サブモニターを用意する
- PCの操作に慣れておく
- タイピングが苦手ならブラインドタッチを練習する
- 学習アウトプット用のTwitterアカウントを作る
- 作りたいもののアイディアを出しておく
- 失業手当を申請する(退職して通う人のみ)
これらに共通することは、次の2点です。
- スクールの学習の効率と快適さを高める
- スクール受講中の学習とは別のストレスを減らす
それでは、順番に解説します。
1. スクール卒業後の目標を明確にする
スクールに通う前から、次の2点について明確に目標を立てておきましょう。
- スクール卒業したときに、どうなっていたいか
- さらにその先、何を目指すか
卒業後の目標を立てておくのは、スクールでの学習で挫折しにくくするためです。
『自分はなんのためにスクールに通っているのか』
この目的がハッキリしていないと、学習が少しつらくなっただけで途中でやめたくなってしまうかもしれません。
実際に「返金保証があるから、なんとなく申し込んで始めてみた」という人は、途中でやめてしまう可能性が高いです。
「本気で転職を成功させたい」と強い意志がある人は、学習で多少きついと感じることがあっても最後までやり抜けます。
僕がスクールに通っていたときを例として紹介すると、以下の目標をもっていました。
- スクール卒業後、個人でポートフォリオを完成させて開発系のベンチャー企業に転職する
- その後は実務経験して、3年以内に独立する
2. IT業界について情報収集しておく
IT業界やエンジニアの職種について、調べておきましょう。
何も情報収集していない状態でスクールが始まってしまうと、転職活動がはじまったときにどの進路が良いかがわかりません。
Webエンジニアとして転職できる会社は、大きく分けると次の3つに分類されます。
ここでは詳しくは解説しませんが、それぞれの違いを簡単に調べておくことをおすすめします。
3. 他責思考を捨てて自責思考に切り替える
他責思考をやめて、自責思考に切り替えましょう。
たとえば、次のような考えは他責思考です。
このようにうまくいかなかったとき、自分の努力が足りないことに目がいかずスクールのせいと考えるのは、他責思考になります。
スクールは、あなたの学習と転職活動をサポートをしてくれるもの。
あなたの未来に対して責任をとってくれると考えてはいけません。
学習も転職活動も、結局は自分自身との戦いです。
スクールは自分のエンジニア転職を成功させるために『利用するもの』と考えましょう。
4. とにかく予習する
スクールの学習期間が始まる前に、できるだけ予習をしておきましょう。
「スクールでしっかり学習するのに、予習は必要あるの?」と思っていると危険です。
予習するメリットは次の4つです。
- スクールの学習をスムーズに進められるようになる
- スクールの学習が復習になるため、頭に定着しやすくなる
- スクールの学習が早く終わり、ポートフォリオ作成に使える期間が長くなる
- 気持ちに余裕が生まれる
逆に、予習をしないデメリットには次のことがあります。
- 学習することが初見ばかりで、ストレスが大きい
- 初見では復習より学習の効率が下がる
- 学習期間中にカリキュラムが終わらない可能性が上がる
- ポートフォリオ作成に使える期間が短くなる
- 気持ちに余裕がない
たいていのスクールは、受講する期間が設けられています。
期間内に受講生がカリキュラムを完走できるように、いろいろ工夫されています。
しかし、誰でも学習期間中にカリキュラムを終わらせられるほど甘いものではありません。
学習期間中にカリキュラムが終わらない人が、一定数いるのが事実です。
確実にカリキュラムを終わらせるためにも、しっかり予習をしておくことをおすすめします。
5. サブモニターを用意する
もし用意できるなら、サブモニターを用意することをおすすめします。
なぜなら、サブモニターを使うと学習の効率が上がるからです。
シングルモニターからデュアルモニターにすると、デスクワークの生産性が平均で42%向上したという研究結果もあります。
実際にほとんどの現役エンジニアは、仕事では複数のモニターを使っています。
必須ではありませんが、スクールの学習もデュアルモニターで行う方が有利です。
モニターは2万円以下の価格帯でも、大きさや画質は十分な性能のものが選べます。
モニターの種類には、据え置き型や持ち運び可能なポータブルディスプレイなどがあります。
6. PCの操作に慣れておく
スクールが始まる前に、PCの操作に慣れておくのが良いです。
特に仕事やプライベートでPCを触る機会が少なかった人は、やっておくことをおすすめします。
学習中にPCの操作で苦戦していると、プログラミングの学習に集中できません。
受講中のストレスを少しでも減らすためにも、必ずやっておきましょう。
スクールによっては、PCはMacを指定されていることがあります。
Windowsしか使ったことがない人は、事前にMacの操作を確認しておきましょう。
たとえば、次のことをして慣れるのがおすすめです。
- タイピングのブラインドタッチの練習(次で紹介します)
- 普段のスマホでの検索を意識的にPCで行う
7. タイピングが苦手ならブラインドタッチを練習する
タイピングに自信がないなら、タイピング練習をしておくことをおすすめします。
プログラミング学習は、文字を打ち込む時間の割合が多いです。
学習以外のストレスをできるだけ減らすために、事前にタイピング練習をしておきましょう。
ホームポジションを意識して、ブラインドタッチができる状態を目指します。
具体的には、無料タイピングゲーム『寿司打』で高級コースをクリアできるレベルを目指すのがおすすめです。
高級コースが問題なくクリアできる人は、スコア15,000円以上を目指してみてください。
現役エンジニアにもタイピングが苦手な人やあまり早くない人もいますが、タイピングスキルがある方が有利です。
タイピングスキルは、一度身につけてしまえばできなくなることはありません。
早いうちに身につけておけば、エンジニアに限らず今後の人生で必ず役に立ちます。
こちらの記事でタイピングの練習方法についても紹介しています。
気になる人は参考にしてください。
8. 学習アウトプット用のTwitterアカウントを作る
スクールで学んだ内容をアウトプットするためのTwitterアカウントを作っておきましょう。
なぜなら、学んだことをアウトプットすることで頭に定着しやすくなるからです。
ここでは気軽さからTwitterをおすすめしますが、他の媒体でも問題ありません。
すでにTwitterアカウントを持っている場合は、新規にアカウントを作らなくても大丈夫です。
Twitter以外アウトプットする場合は、次の方法をおすすめします。
ブログの場合は、WordPressでブログを立ち上げて発信することをおすすめします。
エンジニアになるなら、WordPressを自分で構築する経験は実務でも役に立つことが多いです。
9. 作りたいもののアイディアを出しておく
今のうちから、作りたいサービスのアイディアを考えてストックしておくことをおすすめします。
なぜなら、ポートフォリオを作ることになってからアイディアを出すのは大変だからです。
未経験からエンジニア転職する場合、ポートフォリオ作成が必要です。
スクールのカリキュラムでも、ポートフォリオ用のアプリを作ります。
面接であなた自身の魅力を伝えるために、個人で考えたポートフォリオが必要です。
スクール受講中に「独自のポートフォリオを作りたいけどアイディアが浮かばない」と悩む人は多いです。
スクールが始まる前の時間があるときからアイディアを考えて、少しずつメモをストックしておきましょう。
Qiitaなどでアイディアの参考にできる記事を探してみるのも良いですね。
10. 失業手当を申請する(退職して通う人のみ)
退職してスクールに通う場合は、退職後にハローワークに行って失業手当の給付を申請しておきましょう。
退職すると収入がなくなるため、生活に困らないようにお金の対策を立てておく必要があります。
退職するタイミングが受講期間中の場合は、スクール開始後に申請することになります。
働きながらスクールに通う場合は、この項目は不要です。
公務員は雇用保険に加入できないため、失業手当を受け取ることはできません。
失業手当を受け取る資格があるかどうかを知りたい場合など、失業手当の詳細はこちらを参考にしてください。
また失業手当とは別ですが、スクールの受講料が給付金制度の対象になり、大幅に安く受講できる場合もあります。
詳細が気になる人はスクールの無料カウンセリングを活用して、カウンセラーに相談しましょう。
まとめ
今回は、スクールの前に準備するべきことを厳選して紹介しました。
プログラミングスクールに通うまでに、準備しておいた方がいいことは次の10個です。
- スクール卒業後の目標を明確にする
- IT業界について情報収集しておく
- 他責思考を捨てて自責思考に切り替える
- とにかく予習する
- サブモニターを用意する
- PCの操作に慣れておく
- タイピングが苦手ならブラインドタッチを練習する
- 学習アウトプット用のTwitterアカウントを作る
- 作りたいもののアイディアを出しておく
- 失業手当を申請する(退職して通う人のみ)
紹介した内容に共通するのは、次の2点です。
- スクールの学習の効率と快適さを高める
- スクール受講中の学習とは別のストレスを減らす
プログラミングスクールの受講料は幅がありますが、たいていの場合は高額です。
スクール受講料と大切な時間を無駄にしないように、しっかり準備しておきましょう。
スクールの学習を充実させ、エンジニア転職を成功させられるかどうかは、あなたの行動にかかっています。
今回紹介した内容は、どれもスクールから強制されているものではありません。
あなたの運命はスクール任せにせず、あなた自身で切り開いていく意志をもつことをおすすめします。
エンジニア転職を成功させるためにも、紹介したことを1つでも多く取り組んでみてください。
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